ナースのお仕事



皆さんは看護師といわれると誰を思い浮かべますか??


コードブルーの比嘉愛未?
ナースのお仕事の観月ありさ?
最近だと、白衣の戦士の中条あやみ?

今やたくさんのTVドラマで看護師がでてきます。


でも実際の看護師ってどんなことしてるの??


今日は現役看護師の私の場合でお話ししていきます!

あまり参考になる方はいないかと思いますが、
「へぇ〜」ぐらいの軽い気持ちで見てください(笑)

はじめに

私が働いているのは、二次救急病院、急性期病棟(小児科)です。


は??
ですよね(笑)



まず、病院は大きく、初期(一次)救急・二時救急・三時救急病院の3つに分けられています。

患者さんの重症度によって受診する病院は変わります。


【 二次救急病院の特徴 】

・24時間体制で救急患者の受け入れ可能
・手術治療を含めた入院治療を提供できる設備有り
・救急医療の知識と経験が豊富な医師が常に従事
・救急患者のための専用病床が整備されていること



【 急性期とは 】
病気が発症し急激に健康が失われ不健康となった状態をいい、発症後おおよそ14日間以内が急性期の目安とされています。

簡単に言うと⦅ 病気になりはじめた時期 ⦆です



要するに、病気になって入院が必要な人がくる病院てことだね



タイムスケジュール

8:15 職場到着

・職員用ロッカーでナース服に着替える

8:25 病棟到着

・休憩室に荷物を置き、テレビを見ながら待機。
労基が厳しくなっているので前残業禁止です(笑)

8:30 勤務開始

・自分の担当を確認(部屋持ち、フリー業務、他病棟への手伝い、予防接種担当などその日によってバラバラ)
・部屋持ちだと、患者さんの情報収集をする(疾患名、経過、治療、薬、出生時の状態、発達面など)
・患者さんへ挨拶と点滴の確認をしにいく

9:00 朝の申し送り(ミーティング)

・患者人数、同姓者、危険度、連絡事項、管理的事項、本日の検査、部屋の確認、インシデント報告など

9:15 朝の検温、処置、ケア(ラウンド)

・大体7人前後の患者を担当。
・感染症じゃない人、重症度が高い人から順番に回っていく。
・着替えやシーネ固定(小児の点滴固定)交換をする←これが泣いて暴れて大変

12:00 昼食の配膳

・人数、アレルギー、欠食、延食の確認をして配膳
(看護師は11:30〜13:30ぐらいまでに順番に1時間昼休憩)

13:00 抗生剤のミキシング、吸入薬作り

・大体の薬は粉状で生理食塩水と混ぜて注射薬になります(ミキシング)
・抗生剤を作ったら必ずダブルチェック(看護師2名で患者名・日付・薬剤名・投与量・投与時間の確認)

13:30 病棟カンファレンス

・これはあったりなかったり。忙しい時はない。
・大体病棟の会議をこの時間でやったり、院内外の研修の報告・復行をする

14:00 残務調整

・午後から残っているケア、処置、検査の確認

14:05 午後のラウンド

・検温、抗生剤投与、処置、ケア

16:00 看護記録の見直し

・看護記録をまとめる
・翌日の内服、注射薬、検査が入っているか確認

17:00 夜勤者への申し送り

・朝の申し送りと大体同じ内容

17:15 勤務終了

・労基が厳しくなっているので残業禁止です。
・すぐ帰ります(笑)


こんな感じで1日が過ぎていきます。
タイムスケジュールで書くと割とスムーズに仕事が進んでいる気がします(笑)

が、実際はバタバタです(笑)


なんで忙しいか分析してみた💡

ナースコール対応

子どもだと自分で押したりすることもあります。
絶対子どもが押したな!って時でも見に行かないわけにはいきません😭

Dr.指示が変わる、追加になる

治療方針だから仕方ないけれど、「今すぐして!」とか
こっそり時間指定をしてあったりします。

急変する

入院するぐらいの状態なのでこれは仕方ない。
急変すると追加の検査や、場合によっては転院となります。

退院が追加になる

小児科だと子供が元気になればなるほど入院生活のストレスが増します。
なので医師が「そろそろ退院できそうだね~」なんて言った日には
当日退院を希望されることが多いです。退院は処理がおおい!

緊急入院が多い

小児科は、当日外来を受診して急遽入院になる緊急入院が約9割です。
10人前後入院になる、なんて日もよくあります。

点滴の自己抜去

子どもだから仕方ない。
基本的に刺し直します。子どもは血管が細い上に手がムチムチなので血管が見えません(笑)

シーツ交換が多い

汗、食べこぼし、おもらしなどでとにかくシーツ交換が多い!!
1人で換えると5~10分ほどかかります。

インシデントが発生する

1番多いのはベットからの転落。
インシデントが起こると、医師への報告、患者の状態観察、インシデントレポートの提出(報告書)が必要になります。

家族のケア

子どものことだとより不安で泣きだす親御さんは多々。
話を聞くなどしていたら30分はざらに過ぎていきます。

これは本当に大変。
結局看護師や医師が何を言っても、子どもの病気が完治するまでは不安は拭えません😭😭

クレーマーな親の対応

これは無の心で対応するしかありません。

「エレベーターガールがいない」
とか言う人、本当にいます。
どこの世界の病院デスカ???

緊急オペになる

オペになると、採血、レントゲン、同意書、前処置、前投薬、入室時間の調整などすることがたくさんです。
オペ後も時間ごとに全身状態観察が必要なので人手が必要になります

検査できない

エコー等の痛くない検査も子どもは泣いてじっとしないので時間がかかります。
MRIなどの30分前後じっとしとかなければいけない検査の時には睡眠薬を飲ませて寝かせるのですが、
そうゆう時に限って眠らない、検査できない。


などなど。
治療以外のことや、問題が発生して上手く治療が進まないことがザラにあります。
これで時間が延び延びになり勤務終了間際はバタバタです。


まとめ

病棟看護師の1日なんとなーくわかりましたか?(笑)


「何時にこの処置をして〜、リハビリ前までにこれは終わらせて〜、その間にあの人のこれをして〜、、、」
と頭で組み立ててもうまくいかないことは多々。


よくサラリーマンの方が言う、「午前中に決められた仕事は終わらせて、午後はゆっくりしてる〜」なんて夢のまた夢。


治療や処置は時間が決められているものもあるため、
午前中にどれだけ頑張っても、午後からは新たにすることがあります😦


でも毎日毎日忙しいわけじゃないんです!
世間がバタバタする年末年始は割と暇なことが多いんです!早期退院を希望したり、わざとオペ予定をずらしたり、患者さんも年末年始を病院で過ごしたくはないですよね😂


それに患者さんに癒されることもしばしば💓

これは小児科の特権!!



最後になりましたが、看護師の業務は保健師助産師看護師法(保助看法)第5条に「診療の補助」と「療養上の世話」という法律上決められたものがあります。

様々な分野で活躍する看護師ですが、ベースはこの2つになります。もし病院などで看護師を見かける機会があれば、何してるのかな〜と見てみてください、意外と面白いかもしれません(笑)





最後まで読んでいただきありがとうごさました!